早起きは三文の徳。7時40分、朝の散歩に出る。ツアーのホテル出発は10時半だから十分に時間がある。 このあたり、山の中なので朝の新鮮な空気を胸いっぱいにひとり散策する。案内地図をみると大湯沼までは行けそうだ。 |
川に沿って歩みを進めると「天然足湯」とある。やや白く濁った川から湯気が上がっているではないか。地獄谷から流れ出る湯なのか? |
大勢で足湯を楽しめるように丸太を組んである。まだ誰もいない。 |
朝早くから足湯でもなかろうに。 腰かけてみる。でもゆっくりはできないぞ。 |
散策道を進んでみると「大正地獄」の標識の先、木間隠れに湯気をたてた沼が見える。ここから流れ出た湯が足湯なんだ。 |
大湯沼に着いた。 その名の通り大きいこと、大正地獄の比ではない。 |
やはり湯気で水面がもやっている。どの程度熱いんだろう。 |
手前の岩肌は硫黄でかまだらに白く染まっている。 |
散策コースには美しい花々が目を慰めてくれる。 |
マイヅルソウの群生。 |
これは何だろう。 葉巻虫か? 葉に身を包んでぶら下がってる。 |
スミレの一種。 8時半にはホテルに帰り着いた。約1時間の爽やかな有酸素運動を楽しむことができた。 |
朝食のあと、ツアーとしての観光が始まる。 ホテルから徒歩で登別地獄谷へ行く。すでに硫黄の匂いが鼻につく。 まずはツーショット。 |
緑の中、荒涼とした岩肌からはしきりに湯気が立ち上っている。 |
その中に木製の遊歩道がしつらえてあって奥の方まで行けるようになっている。好奇心にそそのかされて木道の先端まで探検する。 |
そこには板囲い。地獄の釜のように煮えたぎっているぞ。 温泉地には地獄と呼ばれる場所はあちこちあるが、まあ似たようなものか。本当の地獄はこんな生易しいものではなかろうに。 |