伊吹山の花だより




 1999年8月7日土曜日。
 伊吹山のお花畑を楽しむ日帰りバスツアーに参加した。

 伊吹山は滋賀県と岐阜県にまたがる秀峰。琵琶湖の北東に位置し、標高1377m。
 高い山は霧が深い。




 お花畑は予想通りの美しさでもてなしてくれそうだ。




 アカソ、ルリトラノオ、クガイソウ、シモツケソウなどが一面に広がっている。




 ユリカの植物、シュロソウも目立つ存在だ。




 ワレモコウやミヤマコアザミも群れている。




 山頂には山小屋「対山館」。

 ウミユリの化石がおいてあった。ウミユリとはヒトデやウニと同じ棘皮(きょひ)動物の仲間で、5億年から2億5千万年に生きていたものだという。
 不思議な山だ。




 石柱があった。
 「びわこ国体炬火、伊吹の火採火地」とある。
 1981年の国体の記念か。




 なぜかヤマトタケルの像もある。
 




 コオニユリも目立つ存在。




 どちらを向いても花、花、花。
 




 きれいなものは見飽きない。




 高い山だけに雲霧は避けられない。




 可憐なキリンソウ。




 バスで山をあとにする。雲に覆われていた山から少し下ると琵琶湖方面は晴れ間も見える。




 帰り道、彦根近くの多賀SAに寄る。
 夕刻の空に虹、それもはっきりと二重にかかって美しい。
 このあとは、心地よい疲れと眼福の一日の記憶を胸中で反復しながらバスに揺られて一路岡山へ。
 



    

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