マルタ って ?

 左の地図をご覧あれ。

 地中海のど真ん中に鎮座する小さな島国、マルタ共和国。
 イタリア靴が三角のシチリア石を蹴っている。その三角石の下に位置するマルタ。
 マルタ島、ゴゾ島、そして無人島のコミノ島の三つ合わせても淡路島より小さな独立国家だ。

 ヨーロッパのこのような小さな島は、長い歴史の中でもまれている。カルタゴ、ローマ帝国、イスラム帝国、スペインなどの支配下にあった。高校西洋史で習ったかも知れないが、ややこしくて前後関係が分からない。ヨーロッパ旅行をするといつも感じることだ。
 1530年、聖ヨハネ騎士団(後のマルタ騎士団)の所領とされ、オスマン・トルコ軍の3年近い攻撃にも耐えて名を馳せた。1964年、イギリスの支配から独立、共和国に。

 1989年12月のマルタ会談でも有名、アメリカのブッシュ大統領(父)とソ連のゴルバチョフ最高幹部会議議長が会談、40年間続いた東西冷戦が終結した。2004年にはEUに加盟。

 小型犬マルチーズ発祥の地でもある。ちなみに「マルチーズ」という言葉は「マルタの」「マルタ人」「マルタ語」を意味する。「ジャパン」と「ジャパニーズ」の関係にある。

 公用語はマルタ語と英語。
 気候は年間を通じて温暖な地中海性気候。
 日本との時差は8時間、サマータイム中は7時間。
 通貨はマルタリラ。1マルタリラは日本円で約370円。現在でもユーロが不自由なく使えるが、2008年にはユーロに統一される予定。


 日本からマルタへ行くには、関空からドバイ経由で行くことになる。「豪華五つ星ホテル、海の見える部屋に4連泊」のキャッチコピーにつられて、'07年5月ツアーに参加したが、往復が結構大変なんだ。





 ド バ イ(アラブ首長国連邦)で乗り継ぎ


 マルタへは関空からドバイ経由のエミレーツ航空で行く。
 ドバイはアラブ首長国連邦を構成する7つの首長国の一つ、ドバイ首長国の首都だ。新聞などでアラブ首長国連邦を UAE と略記してあるが、これは United Arab Emirates の略。つまりエミレーツ航空のエミレーツは首長国という意味だと悟る。



 エミレーツ航空はドバイ首長国100%出資の航空会社だそうだ。
機体もエアバスでエコノミークラスでも通常より広く、
座席ごとにテレビ画面が付いていて
映画、ドラマ、音楽、ゲームなど楽しむことができる。
それに国際電話の端末まで装備してあるし、
歯磨きセットやアイマスクなどアメニティグッズも小さなバッグに入れて配ってくれる。
評判はきわめて好い。



 ドバイ国際空港のある店。
 豪勢に陳列してあるのは金ぴかの高級水パイプの道具かな。



 ドバイは人口の7〜8割が外国人だという。



 ドバイ国際空港のターミナルはとても横長い。
 出発ゲートは40くらいあるか。世界各都市約130と乗り入れするハブ空港だなんて、驚きだぁ。

 ドバイを飛び立ったエミレーツ航空は途中、キプロスでの乗降客のため、キプロス島ラルナカ空港で降りるので、ドバイからマルタまでかれこれ6時間近くかかった。
 マルタは遠い。ほんとに遠かった。


 やっとマルタへ


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