「正月はどうしようか」「暮れから元旦を迎えるのは京都、神戸に宿を予約したし・・」
　そんな時にふと目に留まった新聞広告。岡山空港から上海直行便。「上海には一度行ってるけど７年も経ってるし」「たったの２泊３日だけどめっちゃ安いし・・」「下駄履き感覚だよな」。
　というわけで一応申し込んでみることに。
　最低催行１０人が埋まって行けることで手続きが進む。その後２人抜け、１月５日岡山空港に集まったのは８人。添乗員なしの現地対応なので、この人数で出発できるんだろうな。上海までの飛行時間は２時間。でも飛び立つまでに空港での待機時間も２時間。やはり遠いな。



　浦東国際空港の端っこに降り立つ。

　バスで到着ターミナルに入り、検疫、入国審査、バゲージクレームと通り抜けると現地ガイドさんが待っていてくれた。ガイドはテレサ・テン似の小柄なＳさん。

　８人のツアーメイトの中に男はボク一人。年齢も最高齢らしい。
　三菱製の観光バスに乗り込み、観光に向かう。

　浦東国際空港から上海市内へは最高時速４３０キロのリニアモーターカーが開通、８分で結んでいる。日本ではまだ山梨かどこかで実験と称して大金を費やしているのに・・。
　リニアの乗り場まで１０分、リニアに乗って８分、着いた地下鉄駅から中心部まで２０分かかるという。時間的には４０分かかるリムジンバスと余り違わないのに、運賃が高いので物好きな人しか乗らないそうだ。いつもガラガラで走っているらしい。その点で日本のリニアと同じか？

　わが三菱製のバスは７年前にも渡った南浦大橋を渡り、市内に入る。