ライン河クルーズ




日本を発ってフランクフルト空港に降り、ライン河畔マインツに1泊したあと、まずはライン下り

ライン河はスイスアルプスからボーデン湖に入り、ドイツのほか周辺の国々を潤しながら北上し、北海へと注ぐ。全長1320kmのうち約700kmがドイツ。ドイツにとって「父なる河」である。

左図の下(川上)リューデスハイムから途中8カ所の船着場に寄りながら、川下のザンクト・ゴアスハウゼンまで約35kmを100分かけてクルーズする。

両岸はブドウ畑、中世の古城が点在する。35kmの間だけでも10指に余る古城、騎士城が見える。
ゴアスハウゼンの手前には、あの歌で有名な「ローレライ」の岩がある。

少なくともこの間、ライン河には橋がない。その代わり河の両側を鉄道が走っている。


「さあ、ライン河クルージングが始まるぞ」
これから両岸に繰り広げられる景観への期待感をもって乗り込む。


古城が見え始めた。
左の白い塔は中州に建つ「ねずみの塔」。その昔この塔から見張っていて、往来する船から通行税を徴収したという。

右の古城はエーレンフェルス城。13世紀初頭の建築だという。


古城は今も使われているものもあり、廃墟となったものもある。
両岸に数多く点在するが、左岸の方が多い。



左は11世紀建築のライヒェンシュタイン城。
右のゾーネック城は12世紀のもの。




左はロルヒの町のゴシック教会。

船上の観光客は皆同じ方向を向く。
右は川中に建つプファルツ城。往来する船から通行料をとったという。




左のグーテンフェルス城は1200年頃の城。

船着場に寄港すると新たな観光客が乗り込んでくる。


ラインは国際河川。外国船が自由に行き来する。
観光船が数多く行き交うだけでなく、貨物船も多い物流の大動脈でもある。



♪♪なじかは知らねど心わびて・・・♪♪
ハインリッヒ・ハイネの詩にジルヒャーが曲をつけ、わが国でも有名な「ローレライ」の歌。
その元となった伝説のローレライ岩。右岸に聳え、高さ130m。
昔はこのあたり、川幅が今より狭く急流で、事故が絶えなかったという。

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