山登りの一つの楽しみは周囲を彩る植物だ。
鼻に心地よい空気、耳にはあちらこちらから鳥の声、そして目には樹木、草、花・・・汗をかきながらも、道すがらやたらカメラを向けてシャッターを切る。それは何時にどこを通ったかを記録する目的もある。
ピンボケはお許しいただいて、目に留まったものをまとめておこう。
いろいろと花を調べて見ると、知らなかった花の名前を憶えられて、これまた楽しい。
以下に記した植物の名前は正確なものではないが、当たらずとも遠からずと思えば気が楽だ。
ガマズミの白い花。
コシアブラの葉。若い芽は山菜の女王ともいわれて、子供のころからのごちそうだ。葉のつき方も5かける5でユニーク。
対生配置の葉もおもしろい。
この葉も形と配置が美しい。葉色も独特だ。
ユリ科のユキザサらしい。
小さいのに自己主張してる白い花はクルマバソウ。
右下に群れているのはミヤマカタバミ、花はついていない。
ヤマアジサイはまだつぼみ。
これはなんだろう、ツルアジサイ?
気根を伸ばして大きな木にまといつく。
僕の大好きな花、タニウツギ。このピンクがなんとも魅惑的だ。
つぼみのタニウツギ。
おなじみ、ミツバツツジ。
スミレの種類は多くて区別が難しい。これはタチツボスミレ。
マムシグサは毒がある。
マムシグサが葉を開くとこんな感じ。
ヤマヤナギは花をつけていた。
高山植物を代表する白い花がエーデルワイスなら、ピンクの花はイワカガミ。 代表するかどうかは個人的見解。
ギンリョウソウが5合目あたりで見られるとの記事があったので、注意深く周囲を観察しながら登ってきたけど、それは見つからなかった。時期がずれていたのか。
でもイワカガミの群生が待っていてくれたので、それだけで報われた思い。
いうまでもなく、エーデルワイスはヨーロッパの花。
イワカガミの群れている岩場。
これが見られただけで登ってきた甲斐があるというもんだ。
ヤマヤナギとイワカガミに囲まれて群れている白い花はツガザクラ。
ダイセンキスミレ、珍しい。
この目覚めの遅い木、これから芽吹くのか。
木道のそばに変な虫。尾がやたら長い。
花の終わりを見せてくれたショウジョウバカマ。もっと早く来て欲しかったと恨めしそう。
イタドリやヨモギに囲まれて白い小さな花を見せるのはミヤマハタザオ。
ダイセンクワガタ。大山の固有種だそうだ。
これもツルアジサイ? 葉も花も少し違うように見える。
エンレイソウ。3枚の葉の中心から花柄を伸ばして花をつける。
ヤブニンジンに似ているが、シャクかも知れない。