2日目の朝、細君と一緒にホテル近くのマーケットを
散策してみる。

ビクトゥアーリエンマルクトは野菜、果物が色鮮やか
に並んで、買い気をそそっている。
細君が19年前に来たときとほとんど何も変わって
いないという。テントの色まで昔のまま。
当時写した写真を持ってきて、店の場所を確認したり
比べてみたり・・・
19年前に買って食べた青りんごがおいしかったと
いって、買ってかじったり・・・
メイポールも健在。
カール・バレンティンの像だとか。何者だ?
ミュンヘン出身の寄席芸人だと?
州立オペラハウスのまえ階段に腰をおろしてしばし
観察。
この広場は観光バスの乗降場所らしい。バスがひっ
きりなしにやって来て客を降ろして行く。
カーゴを引いたバスが止まったかと思うと、若年から中
高年の客が降りる。自転車専用のカーゴらしい。中に
吊り下げられた自転車が降ろされる。
ツーリングの始まりだ。
ミュンヘンは自転車道の整備が進んだ町だそうだ。

向こうに見える壁面は、改装工事中のレジデンツの保
護幕。よく出来ている。
新市庁舎前、マリーエン広場に続々と人が集まって
来る。
われわれも期待を膨らませて行ってみる。
広場に集まった人々はみんな同じ方向を眺めている。
間もなく始まるか?
みんなの注目を集めているのは新市庁舎の仕掛け
時計。
11時から仕掛け人形が踊るのだ。
約10分間、人形が入れ替わり立ち代り踊りを見せて
くれる。見ていると結構面白い。
ホテルが近いのでとりあえず帰り、12時に来てくれる
Y氏を待つことにする。
ついでY氏が案内してくれたのはレンバッハハウス。
画家であるレンバッハの邸宅を改装した美術館で、
カンディンスキーなど「青い騎士」派の作品が多い。
展示室の床もカラーペインティング。
中庭では若い子達がしきりに絵を描いていた。
ハウスの中にあるカフェで昼食をとったあと
中庭に出てお茶。
レンバッハギャラリーはケーニッヒス広場近く。

アテネのアクロポリスをイメージして作られた門。
向こうにカロリーネン広場のオベリスクが小さく見える。

Y氏とは夕食の約束をして別れる。
旅に出ると好奇心の塊になってしまう。
ひとりで散歩に出よう。

まずはマックスヨゼフ広場。
正面が州立オペラハウス、左がレジデンツ。
マクシミリアン通りを東へ、イーザル川を渡って
川沿いに森の中を歩くと心地よい。
川の両岸辺には裸のミュンヘンっ子が
甲羅干しを楽しんでいる。
立派な教会があったので、ちょっと失礼。
聖ルカス教会はルーテル派らしい。
音楽会も開かれるようだ。
イーザル門が見えてきた。
イーザル川の西に位置するミュンヘン市街。
かつては市壁に囲まれたミュンヘンへの東門で
あったと。
門を見上げるとメカニックなオブジェが目をひく。

このあとホテルでY氏と合流、案内してもらったディナ
ーは「ツム・フランチスカーナー」。
ガイドブックにも載ってるではないか。
ドイツの料理はボリューム満点。全部たいらげると
”ギャル曽根”になりそう。
ギャル曽根って分かる?

かくて2日目は終わる。


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