山登りの道々、小さな草花をカメラに収めておいて、名前の分からないものはあとで調べる。
それも山登りの楽しみの一つである。
道具はカメラ一つあればできるが、惜しむらくはカメラが安価なコンパクトカメラによる撮影。
しかも山行きのスピードを余りそいではいけない。通りがかりにさっと写す。
そんな撮影の結果は以下、見ての通りです。
ピンボケでアザミには申し訳ない。
地面近くではまだ色変わりの始まったばかりの紅葉も。
マルバフユイチゴの実?
ひときわ紅を主張しているホツツジ。
スミレも残っている。
リンドウはあちこちで迎えてくれた。
イワカガミ。花の時期ではないが葉は艶っぽく、カガミの名を写していた。
道端に小さくひそかに生きているセンブリ。古来、ゲンノショウコと並んで胃腸薬として重用されてきた薬草だ。
花も実もないがアカモノに違いない。
長い茎を伸ばしてその先に咲くヤマラッキョウの花。
枝まで赤く色づいて自己主張するか。
小さいながら強烈な印象のマムシグサの実。
ツルリンドウの実。子どものころ、いたずらに噛んでみては美味くないないので吐き出したものだ。
ユキザサの実の赤もきれいだ。
コウモリソウの仲間。オオカニコウモリというらしい。
ミヤマシキミ。
ブナの朽木にはコケ類がいっぱい、それに赤いツタが這って彩を添えている。