イスタンブール

 関空を深夜に発って13時間、
 イスタンブール国際空港(アタチュルク空港)に到着。
 このたび新調したグリーンのスーツケースは米国運輸保安局対応品で、暗証番号なし。米国では保安局職員が専用のキーで開梱可能だとか。

 イスタンブールは今でこそ首都ではないが、トルコ共和国になる前のオスマントルコ時代にはここが首都であった。その前の1000年はビザンチン帝国の首都でコンスタンチノープルと呼ばれ、その前の名はビザンチウム。いずれも重要な主都であった。



まずは魚市場。

空港から観光ポイントへの途中立ち寄ったところが、この魚市場。
朝8時過ぎなのに開いている店はまだ少ない。
早朝開く日本の魚市場とは大違い。
お兄さんが自慢そうに掲げて見せてくれる魚はホウボウみたいだがよく分からない。





 ブルーモスク。

 約400年前に建造された巨大モスク。
 内部の装飾に美しい青色のタイルが使われているのでブルーモスクと呼ばれているという。
 正式名称はスルタンアフメット・ジャミイ。



ブルーモスクの内部。

中央のドームの大きさには驚かされる。
ドームを支える4本の柱は直径5メートル。



 広いフロアに光を導き入れるステンドグラスも美しい。

 イスラムの導師がコーランを読む説教壇、
メッカの方角を示すコーナーなど、
大理石に刻まれた彫刻が美しい。



ブルーモスクからアヤソフィアに行く途中、飲み物を売り歩くおじさんにつかまる。
水なのかジュースなのか、
買う気がないので分からない。




 アヤソフィア前の池のほとりに牛の像。

 向こうにブルーモスクが見える。



アヤソフィア。

6世紀に建てられその後改修を重ねているという。
ビザンチン時代にキリスト教会として建てられ、
オスマントルコ時代にモスクとなったそうだ。
このドームの大きさは世界で4番目だという。

ちなみに一番がローマのサンピエトロ寺院、
2番目がミラノのドゥオーモ、
3番目がロンドンのセントポール寺院。



 ドーム内陣。

 正面上部に聖母子のモザイク。
 左右のアラビア文字を書いた円板、
右の文字はイスラムの唯一神「アッラー」と、
左は預言者「ムハンマド」と書いてある装飾アラブ文字。



15世紀、オスマントルコ帝国になり、
偶像崇拝禁止のイスラムの教えにより、
キリスト教のモザイクは漆喰で塗りこめられる。
トルコ共和国になってから漆喰が取り除かれ、
昔の姿がよみがえった。

このモザイクも中央に聖母子。



 昼食はこの看板の店。
 でも食べたのはトルコ名物トネルカバブ(塊肉の串焼き)。



見所の多いイスタンブールではあるが日程の関係で後日に残しておき、
午後はダーダネルス海峡をフェリーで渡り、トロイへと向かう。



次はトロイ遺跡
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