「広島のブナ林」−−ある日図書館で、ブナ林を探訪する会代表眞田恭司氏の本を手に取りパラパラめくる。
「四季を歩く59山」のサブタイトルが示すように広島県内59の山、しかもブナ林を楽しめる山が紹介されている。
その中には僕の生まれ故郷の毛無山もあるではないか。その日の夜、アマゾンでこの本を注文する。

この本の一番に大きく紹介されているのが比婆山と臥龍山。機会があれば先ずは比較的近い比婆山に登りたいという思いがほぼ3か月も続いたろうか。

比婆山というのは牛曳山、烏帽子山など八つの峰の総称だそうだ。単に比婆山という場合は御陵を指すらしい。
今回は立烏帽子山、池の段、御陵の3山を巡った。

今年は島根県がしきりにPRしている「古事記編纂1300年」とやら。比婆山は島根県と接する地域で、伊邪那美命の陵墓と言い伝えられている御陵一帯は神域として伐採されることなく原始林の雰囲気をとどめている。途中、要所要所にに建てられた案内板には「古事記の路」の表示だ。

ついにS氏とともに決行となった。2012年10月27日、天気は上々だ。朝6時出発、日帰りの行程。
途中道路工事による通行止めがあったりして、ひろしま県民の森公園センターへ行くつもりが立烏帽子山駐車場に着くことになる。それはそれで結果としては良かったと、あとで二人とも納得。

駐車場で素早く身支度をすませ、ひたすら歩みを進めることになる。


 今回登った3山頂上の写真。


 立烏帽子山  1,299m。
 比婆連山最高峰。



 池の段  1,272m。
 このあたり一帯はかつて牧草地であったという。



 比婆山(御陵)  1,264m。
 伊邪那美命の墓陵と言い伝えられている山だ。





 

 

 


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